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Channel: バンド好きによる神社参拝忘備録「ぼっち・ざ・神社!」
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【京都旅行記①】女1人で朝から伏見稲荷の頂上まで登ってきた

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関西方面でライブがあったので、中学生の家族旅行ぶりに京都へ一人旅。

 

今回は1泊2日で伏見稲荷神社②晴明神社車折神社下鴨神社に行き、2日目に天橋立方面に行ったので3回ほどに分けて記録を書こうと思う。

 

伏見稲荷大社

行きは夜行バスで向かったので朝の5時に京都着。一度満喫に寄って身支度。

 

朝6:50頃に京都駅から電車で5分ほどの稲荷駅へ。

 

 

この時点で既に外国人の観光客がたくさんいた。日本人はほとんどいなかったな。

 

 

素晴らしい快晴!紅色が映える。

 

境内に入った瞬間から「本物だ!」と本能で感じる。ただならぬボス感。さすが総本宮

 

でも私が知っているお稲荷さんの雰囲気とは全然違う。場所にもよると思うけど、関東はジメッとしているところが多い気がする。

 

 

スタイル抜群のお狐さん。

 

本殿にお参りして、早速千本鳥居へ。

 

 

 

シャッターチャンス!頑張って人がいない時を狙う。

 

都内にもいくつかプチ千本鳥居があるんだけど、実際本場に来ると圧巻されまくる。写真や動画で見るよりもやっぱり現地は違うや。

 

千本鳥居は写真ではズラーっと永遠にあると思っていたけど、ところどころ区切りがあるからシャッターチャンス自体はかなり多い。

 

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歩いているうちに一瞬だけ人と距離が空くことがあって、でもそんな時間は観光地に人が少ない朝方行っても一分も無いんだけど、その誰の声も足音も無い、私だけしかいない静けさがまた霊験あらたかで異様だった。確かに霊感が無い私でも、奥に行けば行くほど何かがいそうな気配を感じていた。

 

もののけ姫のこだまみたいなのがいっぱいいて、「アレハ人間?」と見張られているかのような、山の主に試されている感じ。

 

緊張感は現実世界だと会社に面接しに来たみたいなに近いかな。山の雰囲気はモリゾーみたいにもさもさしてて独特なんだけど、威厳のある凛とした感じが芯にあって、その凛とした空気が山全体を支配している。その独特の空気感を鳥居が軽減しているとも言えるし、異世界の雰囲気を醸し出しているとも言える。

 

 

現実と異世界を長く描いたシーンはアニメの「sonny boy」ぐらいしかパッと思いつかないんだけど、長良と瑞穂が異世界から現実世界に走って戻るときにtoeの曲が流れるんだけど、千本鳥居がある間は、そのシーンをもっと日本寄りにして、妖艶な異世界に迷い込んだみたいな感じだった。

 

でも、全く迷い込んだと思っていないんだよ。圧巻の美しさに呆気に取られているから、迷い込んでいると思う間も無く。

 

 

中腹に当たる四つ辻からの景色。絶景!外国人さんも同じ方向の景色を眺めていて絶景は各国共通なのだと再認識。

 

こうして見ると京都も盆地だね。京都大作戦やってるところってどこなんだろうな。いつか行きたい憧れのフェス。毎年雨降ってるけど(笑)

 

さてさて、本当はここで引き返そうとは思ったけど時間思ったよりあるし、意外と行けそうだからテッペンまで行くよ!

 

毎日会社の最寄りから会社まで片道30分、トータルして1時間30分歩いているので、かなりスタミナは付いていることに登ってから気づく。

 

 

「嘘はついてません」で1人で爆笑(笑)現地の人は毎分のように聞かれるんだろうな。

 

ここから分かりやすいほどにだんだん脱落者が出てくる(笑)

 

さすがの外国人の観光客も一気に減り、鬱蒼とした森がさらに神秘的な空間に。

 

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正直、お稲荷さんが苦手だったんだ。だから当初は伏見稲荷行くの止めておこうかと思っていたんだけど、私の勘違いだったみたい。

 

めっちゃ好き!

 

というのは、お稲荷さんが悪いのではなくて、都内にある”一部のお稲荷さん”が苦手でして。

 

都内でミニ千本鳥居が見られるところが少ないから、その時はウキウキで行ったんだけど、賽銭箱に近づくに連れて怖くて拝殿まで辿り着いてもすぐさま逃げるように退散したり、結局お参り出来なかったりしたんだよね。近づくと空気が重くなってゾクっとするような、吸い込まれるのではなく「来るな!」と睨み跳ね返されるような感覚だった。

 

心当たりあるといえばその土地の歴史が由来していて、当時はその場所付近に遊郭があったみたいで、遊女が藁にも縋る思いでそこのお稲荷さんに通ってたみたい。多分神様と相性が悪いのではなく、当時の参拝していた遊女の強い念みたいなものを無意識に感じ取ってしまっていたのだと思う。

 

逆に都内で同じ稲荷神社なのに全然平気どころか、むしろ好きなところもあって、そこは陽気でさっぱりカラッとしているんだよ。そこで「お稲荷さん全般が苦手なのではなくて、その土地が苦手なのでは?」と仮定したんだよね。

 

私が苦手だと感じてたお稲荷さんって暗くてジメっとしているの。その雰囲気に似ているのが稲荷山の中腹〜頂上までの森の中にある鬱蒼としていて人気の少ないところ。

 

逆に好きと感じたお稲荷さんの雰囲気に似ているのが本殿前の賑わっているところ。カラッと陽気でさっぱりしてる。

 

着いた途端から「私が知っているお稲荷さんと雰囲気が全く違う!」と感動していたけど、陰と陽どちらがいい悪いではなく、シンプルに人間のネガティブな念や思いが山奥の鬱蒼な暗い陰の雰囲気とマッチしているから、その都内のお稲荷さんも陰の方に偏ってしまったのかなと思う。

 

これはあくまで個人の感覚だけど、”神様が存在している”という話が前提ではあるんだけど、和魂と荒魂があるというのは間違っていないのかもなと思う。

 

何でも人間のエゴだなと思うし、私もエゴで生きているのは十分自覚している。

 

 

随所随所に神社があるからポツポツと休憩は出来るけど、途中頂上まで急勾配の階段が5〜10分ぐらいノンストップで流石にキツかった(笑)今だけ沢北になりたいよ〜でもこのキツさも俺に必要な経験かもな〜

 

とか弱音一瞬吐いたけど

 

 

無事山頂に到着!

 

山頂に何があるかというと...!

 

 

神社があるだけで何かあるわけではない。(笑)

 

「頂上から絶景が見れる!」とか「頂上限定のお守りが買える!」とかじゃなくて逆に神社だけしっかりあるというのが潔くていい。

 

それにしてもこの時点でまだ7時半〜8時前だから空気が凄く綺麗。

 

なんかお狐さんが「よう此処まで来たな、褒めてやろう」と言ってくれた気がした(気がしただけ)一回登っただけで自分に自信がついた感じがしたよ。

 

テッペンまで登ったという達成感をお土産に、満足して下り道へ。

 

 

ニノ峰で飛行機雲発見!仙台でも見れたけど、西の京都でも見れるとは。飛行機雲、見れるとテンション上がる精神年齢女児。

 

階段を気をつけて下る。意外と下りの方が怖いよね。

 

スマホ見ながら下ってたらしょっちゅうつまづく(笑)皆さんも気をつけましょうね。現代病だわ。

 

 

道中猫ちゃん発見!ここに住み着いているみたい。見た感じ健康そうだし、餌やりさんとかいるのかな。

 

麓に戻るに連れて、地元の方たちとすれ違う。颯爽と駆け抜けていくランニングおじさんや、お散歩中のご夫婦に癒される。確かにトレーニングには打ってつけだね。

 

だんだんと見慣れた景色が出てくるに連れて、現実世界に戻ったかのような安心感を覚えていた。人もだんだん増えてきて、見慣れた景色に戻ると余計に”異世界だったな”と思う。

 

これ、稲荷山の麓付近の荒木神社で撮った写真だったかな。団体の参拝者がいたからお参りはせず、いい感じの雲が出てたから写真だけ撮ったんだけど

 

 

このシルエット、どこかで見たことあるんだよなと記憶掘り返したら

 

 

三峯神社の突然石畳に現れた龍だ!

 

お日様が目で、飛行機雲がツノで、雲の口が尖ってる感じ、似てない?わたくし、三峯神社が大好きなので、自前の写真を持っております。

 

 

そして本殿に舞い戻って参りました。この時間で人がいっぱい。戻った時間は8:10ぐらいだったかな。授与所も既に大盛況。

 

書き置きの御朱印を頂くついでにおみくじをやってみたよ!

 

 

「向大吉」だって!伏見稲荷のおみくじは特殊で階級が確か20個ぐらいはあったかな?「向大吉」はここのおみくじで3番目にいいらしい。大吉になれるように人生頑張る!

 



御朱印は一目惚れした「千本鳥居」を頂きました。いい写真でしょ!みんなもやってみなよ!

 

伏見稲荷頂上まで行った感想やその他

 

・私の場合、頂上まで登った場合の稲荷山の滞在時間は大体1時間半

 

・千本鳥居から頂上行って帰ってくるまでは実際1時間ぐらい。公式では所要時間2時間とあるけど、早朝で人が少なかったのと、神社を見かけるたびに参拝していた訳では無かったのと、なんなら結構スルーしていたし、まず1人だし無駄に元気だったので早い方だと思うから参考にならないと思う

 

・靴は絶対スニーカー!階段あるとはいえガタガタだし5月でも虫はいたので危ないのでスポーツサンダルでも止めた方がいいと思う

 

・神社が随所随所にあるし、三つ辻や四つ辻などはっきり休憩出来るエリアや、随所にお店などもあるので一気に登る必要はない。私はせっかちだから割と一気に登ったけど、引き返せるので絶対無理は禁物

 

・でも総じて登山にしては初心者向けだと思うし元気で時間があれば登ってみる価値あると思う

 

 

さて、朝から一山登ったものの、私の京都旅はまだまだ序盤。次は街へ戻ります。


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